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この単元は、クリスマスの頃までに扱われる学校が多いと思います。

クリスマスといえばキリストの降誕祭(誕生した日を祝う祭……誕生日とは違います)です。

一方、キリストが十字架にかけられたことをお祭りするのは、
春分の日の後の満月直後の金曜日で、グッドフライデーと呼ばれます。

そして、その三日後はイースターと呼ばれ、
キリストが復活した日で、キリスト教において最も重要な祝日の一つです。
イースターエッグは、ひよこが卵の殻を破って出てくる姿が、キリストの蘇りを象徴しているそうです。

最後の晩餐は、キリストが処刑される前夜に行われたので、
グッドフライデーの前日の木曜日、ということになります。

誕生した日も十字架にかけられた日も、
長い冬が終わり温かな春の訪れを告げる春分の日と関わりがあります。

まあ、「君は『最後の晩餐』を知っているか」は、
別にクリスマスともイースターとも関係ありませんが……。

とりあえず私たちは、
筆者は、ダヴィンチの『最後の晩餐』に対し、何を、どのように評論しているのかを読解する力を身につけていきましょう。

「構図」「解剖学」「遠近法」「明暗法」などの用語に目を奪われ、
筆者が主張したい「かっこいい」「本当の魅力」「ドラマティック」などの
抽象的な概念を軽く見ないようにしましょう。

導入部第4段落「なぜか『かっこいい。』と思った」とあります。
この文章は「かっこいい」と思った理由を説明する評論文なのです。
「なぜ『かっこいい』と思ったのか」わかる部分はどこでしょう。

「かっこいい」という語が出てくるのは、
第16段落「これが『最後の晩餐』を『かっこいい』と思わせる一つの要因だろう。」と
第19段落「だから、いきなり『かっこいい。』と思えるのだ。」の二箇所です。
から、生徒の意識はこの二文に集中します。このどちらが「かっこいい」と思った理由は、このどちらでしょう。

結論は文章の最後の方にあり、
断定した言い方をすることが多いものです。
このことは、文頭の「だから」や「これが」から確かめることができます。

更に、それぞれ指示語の指し示す内容や、
同義の表現などを逐っていけば、筆者の主張を理解することができます。
構造図

だたし、
私たちが身につけなければならないことは、
筆者の意図を理解することではありません。

何を説明しようとしているのかを理解し、
そのために指示語や同義の表現などをおっていくという、
評論文の「読み方」を身につけることが大切なのです。

これはとても難しいことです。
たくさん問題を解くことで、力を身につけていきましょう。


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